束見本とわたし
目次
0.前置き
束見本。「たばみほん」ではなく、「つかみほん」と読みます。
私は「たばみほん」と読んでいて、「どうして変換出来ないんだろう?」と疑問でした。
1.束見本って何?
こちらのページが詳しく解説されていてありがたいです。
【こだわりの作品に!】「束見本」はこんなときに作られる!
上記ページより引用すると、
>束見本は、実際の製本時と同じ仕様・製本機で製作された「製本サンプル」です。
>本番と同じ用紙を揃えて、印刷していない白紙のままで製本します。
>本の束(厚み)や重さなどを正確に把握するため作り、実際の仕上がりイメージも確認できます。
というものです。
2.紙の厚さ、こんなに大切だったのか
小説同人誌装丁のよくある失敗談/読み手に好かれる装丁とは?
オタクはなぜ鈍器本を作りたがるのか
こちらの2つの記事を読んだのがきっかけです。
制作した同人誌は2冊という、初心者も初心者の私。
今後はイベントに参加してもWebイベントで展示を中心にしていこうと(今のところ)決めているものの、
いつか、連載やシリーズを書ききったら、Web再録という形で本にしたいと思っています。
SEED IMPACTの時は右も左も分からない状態だったので、表紙用紙の厚さ、本文用紙の厚さについても何となく、ぼんやりとしたイメージしか持っていませんでした。
(本として開きにくい=読みづらいと思われた方がいらっしゃったら本当に申し訳ないです)
が、上記の記事を読みまして。
紙の厚さって思った以上に大切なんだな……!?
と驚いたのが一つ。
でも印刷所の用意している表紙用紙って結構しっかりした紙ばっかりじゃない……!?
というのが一つです。
多分、一番最初にWeb再録で本を作るなら「花、ひとひら」になると思っているのですが、
(本編の進み具合から目を逸らしつつ)
出来ることなら全部一冊か、分けるにしても上下二冊くらいにまとめたいんですよね。
まだまだ執筆中で、文字数やもちろんページ数も決定していません。
けれど、上記の記事を読んだ時、「読みやすい本にしたい」(開きやすい本にしたい)ととても思いました。
そうして、表紙用紙の厚さと、本文用紙の厚さを調査する日々が始まったのです。
3.何ページなら、何キロの紙?
参考にさせていただいたサイトは下記です。
同人小説の本文用紙のベストは?読みやすい紙の厚さ、色の選び方
【小説同人誌におすすめ】本文用紙の色や厚さの違いまとめ!
200~300ページなら淡クリームキンマリ72kgでも問題ない、と書かれているのですが。
小説同人誌は現在文庫本サイズが主流で、文庫向けの情報が多いのですね。
文庫サイズだと本が小さいので、紙の厚さの影響が大きいようです。
けれど私は文芸の単行本サイズ(B6)が大好きで、いずれWeb再録本を作るならB6サイズと決めています。
想像つかないんですよ! B6サイズの、本文用紙72.5kgの200ページ本というものが!
更に、印刷所では表紙用紙の斤量は大体160Kg~180kgとかが主流のようで。
(もちろん例外もあります)
その表紙用紙で、指定した本文用紙で開きやすいのか試したい!!!
と思ったのですね。
一番最初は、1冊だけ製本可能な印刷所で、サンプルテキストとかを配置して、発注しようかなと思ったんですが。
200ページのダミーテキストを用意するのってめんどくさい
↓
そもそも印刷すると料金が上がる。開き具合を確かめたいだけなのにそこまでお金を出せるか?
↓
っていうかインクもお金ももったいないのでは?
↓
印刷はいらないから、製本だけしてくれないかな……
と思考が変化していきました。
そうして辿り着いたのがこちらの記事です。
理想のコミック装丁同人誌を作るため「束見本」を頼んだ話
わ、私が求めていたのはこれだ!!!!!!
と感動したのをきっかけに、「束見本、頼んでみよう!」
となったのでした。
4.そうだ、束見本作ろう
さて、気になる表紙用紙と、気になる本文用紙、そして取り扱いのある印刷所さんを探す旅です。
一番最初に作ったものは、くりえい社さんです。
表紙用紙:シャインフェイスシルバー135kg
本文用紙:淡クリームキンマリ72kg
ページ数:200ページ
表紙用紙は紹介したnoteの記事を参考に、135kgにして、
本文を72kgに。
大体どのサイトでも問題ない、大丈夫だろうと言われるものです。
(余談ですが、くりえい社さん、金曜日に束見本についてのお問い合わせをして、
土曜日の午後一くらいに発注して、土曜日の夕方には「発送しました」のメールが届いて三度見くらいしました。
早すぎて心配になってしまうレベルです……)
届いた束見本を持ってみると、あれ、なんか……手首に……負担を感じる……?
私の手首が貧弱なだけかもしれませんが。
ということで、私の手首の事情で、もう一つ薄い本文用紙で束見本を作ってみることにしました。
次はちょいのまさんにお願いしました。
表紙用紙:コート紙135kg
本文用紙:淡クリームキンマリ62kg
ページ数:200ページ
です。
届いた束見本を持ってみましょう。
開きやすい! それに手首にも問題ない!
ということで、私の手首を考慮した結果、
表紙用紙:135kgくらい
本文用紙:淡クリームキンマリ62kg
ページ数:200ページ程度
なら問題ないことがわかりました。
私の手首については……その、申し訳ありません。
だって、自分で作った本を自分で読み返すときに手首が辛いなんて悲しいじゃないですか……。
5.まとめ
いきなり200ページの、頒布する本で実験するのって結構怖いな、と個人的に思ったので、
こういう形で試せるのはとてもありがたかったです。
色々と勉強になりました。
こんなに実験しておいてどの本も200ページに達しなかったら……お察しください。
ここまで読んでくださってありがとうございました。